日本語学:文法と意味
03年4月ー04年3月・講義録
古賀弘毅
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シラバス
講義録:
第1章第1節 演繹科学としての言語学と文法
第1章第2節 格形式:主格
- 小テストNo.1:井口&井口(1994: 1-5;
39-43)(「1994」の後の()内の数字は本のページ数を、「;」は「と」を表す)
- 付録:構文解析機Earleyに実用化した文法(標準的な日本語の文法)(目次)文法No.1
第2章 格形式:目的格
- 小テストNo.2:井口&井口(1994: 8-9; 32-33; 50-55)
- 付録:文法No.2
第3章 格形式・後置詞:位置格・与格と後置詞(現象、分析)
第4章 格形式:奪格(現象)
- 小テストNo.4:井口&井口(1994: 33; 48; 55-56)
第5章 提題詞(現象、分析)
第6章 丁寧形態と時制と動詞の形態分類(現象、分析)
- 小テストNo.6:井口&井口(1994: 4-7; 12-13; 36-38; 59-61;
143)
- 付録1:文法No.6
- 付録2:形態(母音終末動詞基か子音終末動詞基か不規則動詞/k/か不規則動詞/s/)による動詞の分類#1、#2、#3
第7章 形態/(o)(r)are/ 'x suffer y's doing...' or PASSIVE(現象、分析)
- 小テストNo.7:井口&井口(1994: 76-77)
- 付録:文法No.7
第8章 関係節(現象、分析)
その他の理論の射程に入れるべき文型・句型:授受動詞(目的語が名詞の場合、目的語が非定形の補文標識句の場合)、「て ある」'Complementizer [infinite] permanently exist-Nonperfect'と繋辞、尊敬動詞と尊敬形「お…になる」、使役形/(s)ase/
'make' or 'let'
III. 文法の重要性
文の意味を捉えるために文法がどのように用いられるかが、ここをクリックすると、分かる。
IV. 日本語初級での文法の説明例
日本語初級の文法の説明例がここにある。講義で学んだ文法をさらにどのようにして分か りやすく説明しようとしているか、参照したら、いいかもしれない。
V. 夏休みの課題:1)休み明けの自習確認テス
ト:
- 必須読書:井口&井口(1994:オノマトピアに関する26-27;「様態」に関する67-
74;「下位節」に関する100-108;直示の代名詞と代決定詞28-29と112-115;「視点」に関する124-128;「省略」に関する116
-117)。
- 推薦読書:夏休み明けの小テストに関するものとして森山(2000:
170-182; 123-154)。
2)自習:前期の講義の理解を深めるため。
- 森山(2000:1-14; 57-69; 99-122)を読んでほしい。
IV. 参考図書
- Alfonso, Anthony 1989 Japanese Language
Patterns: Vol.
1, 2 Tokyo: Sphia University
- 井上和子 1976 変形文法と日本語、上巻 東京:大修館書店
- Jorden, Eleanor Harz 1987; 1988; 1990 Japanese:
The Spoken
Language, vol. 1-3 Tokyo: Kodansha
- 奥津敬一郎 1974 生成日本文法論 東京:大修館書店
- Martin, Samuel E 1975 A Reference Grammar
of
Japanese
New Haven and London: Yale University Press
- 益岡隆志、仁田義雄、郡司隆男、金水敏 1997 岩波講座:言語の科学5:文法 東
京:岩波書
店
- 森山卓郎 2000 ここからはじまる日本語文法 東京:ひつじ書房
- Popper, Karl R. 1968 The Logic of
Scientific
Discovery
London: Harper & Row, Publishers
- 柴谷方良 1978 日本語の分析:生成文法の方法 東京:大修館書店
- Shibatani, Masayoshi 1990 The Languages of
Japan
New
York: Cambridge University Press
- 吉村賢治 2000 自然言語処理の基礎 東京:サイエンス社