レッスン・テスト#1
科学理論としての文法、主格、目的格、位置格、後置詞
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<教科書など、何を見てもいいですよ>    名前:____________         [    /100]












Q1(20点):文(1)中の「・・・看護」の「に」句がどの動詞の位置格句であるか、「命を」の「を」句が、どの動詞の目的格句であるか、「・・・ことを」の「を」句がどの動詞の目的格句であるかを、1)から3)を埋めることで、答えなさい。

(1)    昏睡の間に、いろんな方が私の看護携わり、その人たちによって命助けられたこと後で、知りました(朝日5・21日付けの26ページ投書)。
1)「・・・看護」の「に」句は、動詞_______________の位置格句である。

2)「命」の「を」句は、動詞_______________の目的格句である。

3)「・・・こと」の「を」句は、動詞_______________の目的格句である。

なお、日本語では、「食べられ」と「食べ」は、前者には受身形「(r)are」などが動詞に付いており、同一の動詞とは考えることはできないことに注意しよう。

Q2:1)(20点)日本語文法3に、n ->    oosakayorinishinokyuushuu、n -> gogohachiji、n -> jinjaの3つの規則を加え、新しい文法、日本語文法3.5を作った。日本語文法3.5を、語列(2a)(語列(2a)が文(2b)中に現れている)に関して、試験しなさない(つまり、語列(2a)に関して、日本語文法3.5に演繹的試験を課しなさい)。なお、日本語の母語話者は、語列(2a)が文であり、その語列の意味は(2a)中の英訳の通りになるという。

(2a)    大阪より西の九州で午後8時に子どもが神社におはぎを置く
        oosakayorinishinokyuushuu de gogohachiji ni kodomo ga jinja ni ohagi wo oku
        'Children leave ohagi at the shrine at 8 p.m. in Kyuushuu, which is west to Osaka.'
(2b)    その留学生は、大阪より西の九州で午後8時に子どもが神社におはぎを置くのは不思議だと思った。
なお、科学理論の試験で使う以下の言葉を正しく使うこと:「科学理論(日本語文法)」、「予測」、「語列」、「文」、「非文」、「母語話者がその語列が文であると判断する」、「母語話者がその語列が非文であると判断する」、「日本語教師(科学者)」、「反証される(=偽とされる)」、「反証されない(=まだ偽とされない)」。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Q2:2)(20点)日本語文法3.5を修正して、語列(2a)についての母語話者の文であるかどうかという判断を正しく予測するような文法を作りなさい。もし、日本語文法3.5に、ある規則を付け加えるだけでいい場合は、その付け加える規則だけを書きなさい。さらに、その新しい文法(日本語文法3.6と名づけよう)を、語列(2a)に関して、試験しなさい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Q3(40点):提題句を含む文の現象を使って、文(3)中にあるような「で」が後置詞であるか、格形式であるかを、議論しなさい。

(3)    公園テニスをする
なお、「から」が後置詞であり、「が」が格形式であると、証拠づけられたと仮定する。なお、議論の際に、(4a)ー(4c)と(5a)−(5c)という事実などが使えるかもしれない。
(4a)    大阪から来る
    '(They) come from Osaka.'
(4b)    *大阪は来る
    '(They) come from Osaka.'
(4c)    大阪からは来る
    '(They) come from Osaka.'
(5a)    *たけしさんが走る
    'Takeshi runs.'
(5b)    たけしさんは走る
    'Takeshi runs.'
(5c)    *たけしさんがは走る
    'Takeshi runs.'